☆構築経緯
・明らかに増えていた零度パオジアンを拒否する構築を組めずにいた。5時間以上1500位辺りで停滞してて半ば諦め気味に不貞寝したら目が覚めたら5時半。今から新しい構築は組める訳もない。「オワタw」なんて思ってたらずっと放置してたラオスカミの二体のみが登録されているバトルチームの存在に気づいた。スカーフ水ラオスを絡めた攻めサイクルであればパオジアンに強く立ち回れるので補完の4体を探すことを急いだ。
スカーフ水ラオス&眼鏡カミの並びは相手の龍舞カイリュー、エナジー瞑想カミを止める手段がない。また初手ガチグマに対してはどちらを投げても相手の持ち物やテラスを考えると突っ張りにくい。そこでこの3体に対して耐性がありつつ蜻蛉返りによるサイクルと追い風によるS操作で切り返しが可能なアーマーガアを採用。(後で書くけど間違いでしかなかった)
ここまで電気テラバパオジアン、電磁波が一貫しているので地面タイプのクッション枠が欲しいと感じた。当然カイリューにも強く出てほしいのとカミにも多少抗えるとして欠伸残飯型の毒テラスガチグマをこの枠に選択。
相手の初手ブリジュラスに対してどの四体をなげても安定しないこと、カミアマガ@1と投げる際に対面駒がいれば選出パターンが広がることに気付いた。ブリジュラス以外にもあらゆる初手に広く浅く対応できるhbs襷テツノブジンがボックスに眠っていたので引っ張ってきた。
最後は、アマガと毒テラスガチグマの二体と並べて投げることで受けループに抗えるやどみがアンコ水ポンを構築に突っ込んで完成。
「これでこっから勝ちまくるぞ」なんて思ってたけど結果的に3桁乗せて限界だった。残念でもないし当然。個体解説を見ていただければわかると思う。
以下個体解説
ハバタクカミ@拘り眼鏡 ステラ 控えめ
H52 B44 C196 D4 S212
C : なるべく高く
D : 余り
S : 追い風状態でS3段階上昇の最速カイリュー抜き
・火力がエグい。ステラパワージェムで大体の炎ポンが消し飛ぶ。こいつに不利対面を作られた相手が取れる行動はテラス切りor裏に引くかの二択だろって思って有利対面(特にカイリューサーフゴー)はステラバーストを押しまくってた。電気玉投げつけるガブが素で居座ってきた時は危うくこの世の全てを信用できなくなるところだった。
耐久値に関しては最低限に留めて相手を倒すことに注力した。Sの調整に関してだがこれは、死に出しの龍舞カイリューに対してアマガを後投げして追い風を起動させてからカミを着地させるまでに3ターンかかるから。
3桁チャレは上記の立ち回りで龍舞カイリューを切り返して勝ったので我ながら納得のいく調整だったと思う。
水ウーラオス@拘りスカーフ 水テラス 意地
H108 A228 B4 D4 S164
HB : 特化カイリューのテラス神速2耐え
A : なるべく高く
D : 余り
S : 最速ツツミ抜き
・技構成と調整のせいで弱かった。素直にASベースで良かった。なぜなら本構築内だとカイリューはこのポケモンで処理しないので耐久調整が意味をなしていない。雷パンチもアイススピナーに変えておけばフィールドも破壊できるし稀に来るドラパルトへの打点にもなった筈。
本命のパオジアンに対してもオボン電気テラバとか裏のゴツメカイリュー引きが怖くて初手テラス水流押せなかった。どう考えても自分自身の選出とか構築に問題あるのにこのポケモンを信用できずに後述するテツノブジンばっかり投げてた。あまりにも馬鹿すぎて撤退した後もこの記事書いてる今も恥ずかしい。とはいえ零度パオに調子こかれないので構築には必要。来季はもっとこのポケモンを強く使いたい。
アーマーガア@オボンの実 炎テラス 生意気
H252 B68 D188
HB : オボン込みで特化ウーラオスの水流連打2耐え
D : なるべく高く
S個体値14(ガチグマ抜かれ)
・嘘。あまりにも嘘。ラオスカミの攻めサイクルでパオに勝ちたいのに電気テラバ一貫してどないすんねん。後龍舞カイリューにも追い風で切り返せるとかほざいたけど電気テラバはもちろんアンコールも無理。電磁波拒否れないから無限に負け筋作る。蜻蛉撃っても残飯カイリューのマルスケ割れない。勝っても噛み合いでしかないし3桁に乗せれたことすら奇跡に近い。
散々言ったけどガチグマに対してはかなり強く立ち回れたしエナジーカミも電磁波なければ余裕。あと砂パにも強め。能力ダウンもミラーアーマーで怖くない。でもやっぱり単体性能低すぎだしこっちの攻め駒失ったら即負けなのがしんどい。もっとこいつを生かせる構築を組めればと思う。水ラオスと合わせて来季の課題。
ガチグマ@残飯 毒テラス 図太い
H164 B92 D252
D: 極振り
・強い。クッション枠のくせに火力があるので起点になりにくい。唯一の懸念点は身代わり瞑想カミだけど安易に欠伸押さなきゃどうとでもなる。相手にかけられる圧とか諸々含めるとこいつだけ別次元で強いしそりゃみんな使うよなって思った。
テツノブジン@気合いの襷 霊テラス 意地
H204 A92 B100 D4 S108
HB : 特化ウーラオスの水流+アクジェ確定耐え
最速ハチマキラオスの水流連打確定耐え
A : 余り
D : 余り
S : 準速ウーラオス抜き
・対面駒。妖・格闘の技範囲に加えてはたき落とすと先制技のおかげでほとんどの初手枠に対して互角以上に渡り合える。ソウルクラッシュという技があまりにも偉くタケルライコに強く出られる他、ガチグマのCを下げて後続に繋いだり、構築単位で重いテツノツツミにも有効だった。それ故にこのポケモンに頼ってしまっていたし前述した通りウーラオスを強く使える構築ではなかった以上このポケモンの出勤率は高かった。強いから出したというよりは出さざるを得なかったという方が正しいだろうか。
オーガポン@井戸の面 水テラス 陽気
H172 A180 S156
H : ステルスロック+特化ウーラオスのインファイト確定耐え
A : 余り、なるべく高く
S : 最速ウーラオス抜き
・元々毒テラスディンルー&スカーフカミと組ませてた時に使ってたものをそのまま構築に突っ込んだだけなのでウーラオス入りは勿論スタンパに対して一回も出してない。一回だけマッチングした受けループに意気揚々と投げたけど草テラスドヒドイデに何もできずに負けた。論外。
☆主な選出パターン
①ラオスカミ@1(アマガorガチグマ)
②ブジンカミ@1(アマガorガチグマ)
③ガチグマ水ポン@1
・①が理想。この選出できたら大体勝てる
・②はブリジュラス入りやタケルライコに対して。パオジアンに対して水ウーラオスを投げたくない時
・③は受け系統やキョジカイリュー等
☆重いポケモンや並び・構築
・パオジアン : 無理すぎる。ブジンが怯んだら終わるし順当に電気テラバキツい
・アンコ龍舞カイリュー、龍舞電気テラバカイリュー : 無理OF無理。アマガで切り返せない。ガチグマ選出してればなんとか
・エナジーテツノツツミ : 誰も上から動けない。しかもみんなドロポンをバシバシ当ててくる。
・キノガッサ : アマガにビビって出てこないと思ってたけど胞子は通るしとりあえず相手視点眠らせときゃいいという話ではある。
・ハッサムカイリュー : ガチグマもアマガもサイクル下で疲弊するとヤバい。
・受けループ : 無理。初手降参して試合数稼いだ方がいいまであった。
☆所感・反省点
・構築が欠陥まみれで3桁乗ったことすら奇跡だと思う。「SVは噛み合いゲー」と言った文言を見かけることは多いと思うけど今回は僕が噛み合ってそこそこ勝ってしまった側の人間だった。具体的な反省点としては、
・水ウーラオスを強く使えなかった
・構築の組み方、ひいてはチョイスするポケモンが悪く噛み合いを解消できなかった
この2点だと思う。スカーフ水ラオスと眼鏡カミを軸としたサイクルは最上位勢の方々も好んで使用している人は多く極めれば強いことは間違いない筈だから来季リベンジしたい
・拙い文章をここまで読んでいただきありがとうございます。その他なにか聞きたいことがあればXのDMにてお待ちしております。
@420_poke